観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(速報)によると、2021年1月の延べ宿泊者数は前年同月比61%減の1681万人泊だった。日本人は51.1%減の1637万人泊。緊急事態宣言が東京をはじめ一部に再発出されたことを受け、2020年12月の27.9%減から23.2ポイントマイナスと大幅に悪化した。2021年1月の外国人は95.4%減の45万人泊だった。
2021年1月の客室稼働率は全体で23.7%。2020年12月の37.7%から14ポイント悪化した。施設タイプ別では旅館が12.7%、リゾートホテルが15%と、レジャー需要の大きな落ち込みが推測される。ビジネスホテルは33.7%、シティホテルは20.7%だった。都道府県別の客室稼働率では、神奈川と埼玉がともに50%で最も高かったのに対し、ワーストは長野の23.4%だった。
都道府県別の延べ宿泊者数のトップ3は東京の281万人泊、千葉の151万人泊、静岡の137万人泊。前年同月との比較では、大阪が67.3%減、北海道が63.7%減、東京が60%減と落ち込みが大きかった。