観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報)によると、2021年5月の延べ宿泊者数は前年同月比35.6%増、新型コロナウイルスの影響を受けていなかった2019年同月比では59.1%減の2103万人泊だった。外国人は24万人泊にとどまり、日本人延べ宿泊宿泊者数は2080万人泊、2020年同月比で37.5%増、2019年比で50.1%減だった。
5月の宿泊稼働率は27%で、東京、大阪などが3回目の緊急事態宣言発令中だったことによって、ゴールデンウイーク(GW)のかき入れ時にもかかわらず、4月の31.7%から悪化した。施設タイプ別では、旅館17.8%、リゾートホテル20.6%、シティホテル24.5%、ビジネスホテル35.4%と、レジャー需要が動かなかった様子がうかがえる
都道府県別の客室稼働率では、島根が48.5%で、4月に引き続きトップ。ワーストは長野の18.7%だった。東京は32.8%、大阪は23.4%、北海道は28.3%、沖縄は26.2%だった。