観光庁が2021年3月31日発表した宿泊旅行統計調査(速報)によると、2021年2月の延べ宿泊者数は前年同月比52.3%減の1785万人泊だった。日本人延べ宿泊者数は46%減の1761万人泊。1月の49.7%減の減少幅からは、わずかながら3.7ポイント回復した。2月の外国人延べ宿泊者数は95%減の24万人泊だった。
2月の客室稼働率は全体で26.9%と、1月の23.4%から3.5ポイント回復した。施設タイプ別では、旅館が15.9%、リゾートホテルが17%と、依然としてレジャー需要が大きく落ち込んでいる様子が如実に表れている。ビジネスホテルも前年同月差で28.3ポイント減の37.1%、シティホテルも同34.2ポイント減の24.8%と厳しい状況。都道府県別の客室稼働率では、山口が38.4%でトップ。ワーストは山梨の14.3%だった。
なお、都道府県別の延べ宿泊者数トップ3は、東京の197万人泊、大阪の108万人泊に続き、北海道の97万人泊。前年同月との比較では、京都が73.8%減、沖縄が69.8%減、大阪が69.5%減と落ち込みが大きかった。