KNT-CTホールディングスは、2021年7月21日の取締役会において、「近畿日本ツーリスト株式会社」を10月1日に発足することを決議した。
連結子会社である近畿日本ツーリスト北海道、近畿日本ツーリスト東北、近畿日本ツーリスト関東、近畿日本ツーリスト中部、近畿日本ツーリスト関西、近畿日本ツーリスト中国四国、近畿日本ツーリスト九州の地域会社7社およびKNT-CTウエブトラベルを、連結子会社の近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏)に吸収合併し、合併存続会社となるKNT首都圏の商号を、合併後の事業内容に即応した商号として、「近畿日本ツーリスト株式会社」に変更する。
これにより、8年10ヶ月ぶりに全国組織としての「近畿日本ツーリスト株式会社」の名称が復活することになる。
KNT地域会社などは、団体旅行・個人旅行の区別なく地域の総需要を取り込む旅行販売を行ってきたが、中期経営に基づきウェブ販売中心の販売体制に移行することから、全国連携の強化を図るために合併する。また、本社部門の後方部門を統合することにより、コスト構造の見直しも図る。
KNT-CTホールディングスでは、2017年4月に当時の体制から会社分割を含むグループ全体の再編を発表。この分散施策として立ち上げられたのが、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト関東など4つの地域旅行会社だった。