エミレーツ航空(EK)は、超大型の航空機「A380型機」について、2021年11月に3機を受領する。当初は2022年6月に最終機を受領する予定だったが、納期が前倒しされた。
同機は2007年にデビューし、「空飛ぶ豪華ホテル」とも呼ばれた世界最大の旅客機。総2階建てで座席数が500席以上となるスケール感で、エアライン各社が豪華な機内装備を施してきた。しかし、2016年に需要の減退を理由にエアバス社は減産を決定。さらに、2019年2月にはA380の製造中止を発表した。その後、2021年のエミレーツ航空への引き渡しをもって製造を終了することになっていた。
今回納品された3機のA380には、プレミアム・エコノミークラスを設置するほか、ファーストクラスではプライベートスイートやシャワースパ、ビジネスクラスではフルフラットシート、機内ラウンジなど、最新のインテリアや代表的な機能を装備する。
エミレーツ航空が保有するA380型機は、11月に受領する3機を含めて118機。このうち、プレミアム・エコノミークラスを設置する4クラス仕様のA380は計6機となる。