熊本県とNECは、観光客が事前に購入した体験プログラムや飲食など旅行商品のチケットを電子化し、顔認証によって利用できる実証実験を2021年12月15日まで実施する。これは、昨年8月に締結した「持続可能な新しい観光地域づくり」に向けた包括連携協定の一環。
実証実験では、利用者は「阿蘇手ぶら観光実証アプリ」に顔写真などの利用者情報を登録。事前購入した旅行商品サービスの利用にあたって、観光施設や店舗で顔認証を行う。これにより、スムーズかつ非接触で利用手続きが可能になる。
また、NECのDXサービス「FORESTIS」も活用。利用者が実証実験のLINE公式アカウントを友だち登録し、「FORESTIS」に個人の属性や嗜好の情報を登録することで、観光施設や店舗で顔認証を利用した際に属性や嗜好にあった情報や周辺のおすすめスポットなどをLINEで受け取れるサービスも展開する。
今回、顔認証で使用できる旅行商品は、「I'm fine! ASO」キャンペーンとも連動。熊本県公式観光予約サイト「くまもっと旅行社。」で通常価格の半額で販売する。