世界的な旅行出版社、カナダの観光事例で観光産業のあるべき姿を考える書籍を発刊

世界的な旅行出版社の日本法人・日経ナショナルジオグラフィック社は、「観光の力 世界から愛される国、カナダ流のおもてなし」を発刊した。地域や環境保護を重視した観光開発で一目を置かれるカナダの8つの地域の取り組みを紹介し、持続可能な観光振興や観光産業のあるべき姿を考えるヒントとするもの。

観光産業ではコロナ直前に、オーバーツーリズムという新たな問題が顕在化した。コロナ後の観光再開時は、以前からの課題である観光客と地域住民の幸せを考慮した観光振興とともに、パンデミックで変化した旅行者の志向を踏まえた、新しい観光の形を目指す必要がある。

著者は、カナダ観光局で長年にわたり、カナダ観光を推進してきた同日本地区代表の半藤将代氏。カナダにおける成功事例を、日本向けにわかりやすく紹介している。全278ページ、定価1980円(税込)。目次は以下の通り。

「観光の力 世界から愛される国、カナダ流のおもてなし」

  • 1章 フォーゴ島:見捨てられた島が、世界の心をつかんだ
  • 2章 バンフ:世界的リゾートを生んだ、究極の選択
  • 3章 ケープ・ドーセット:イヌイットが、アートと観光の融合に挑む
  • 4章 チャーチル:ホッキョクグマと生きる、世界に一つの観光
  • 5章 バンクーバー:幸せな暮らしこそ、最高の観光資源
  • 6章 ハイダグワイ:伝統を守り抜く、立ち入らせない観光
  • 7章 オカナガン:ブドウの木を燃やした、農家の覚悟と挑戦
  • 8章 プリンス・エドワード島:カナダ流のおもてなしの源は、地元を大切にする心

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