国内大手旅行45社の総取扱額、9月は2019年比8割減で苦境続く、昨年比では微増 ―2020年9月(速報)

観光庁が2021年11月12日発表した国内の主要旅行業者45グループの旅行取扱状況(速報)によると、2021年9月の総取扱額は前年同月比2%増の934億5905万円だった。コロナ前となる前々年(2019年)同月との比較では78.4%減と、依然として大きく落ち込んでいる。

海外旅行は前年同月比98.6%増(前々年同月比96.7%減)の57億5480万円、外国人旅行は703.2%増(同81.5%減)の40億7983万円、国内旅行は5.2%減(同64.7%減)の836億2441万円だった。

また、旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は海外旅行が取扱人数3人で取扱額41万3000円、外国人旅行が2人で1万2000円、国内旅行が取扱人数47万9078人で、取扱額は157億1270万円だった。

観光庁:発表資料より

主要各社・グループの取扱額を新型コロナウイルスの影響がなかった前々年同月比でみると、JTB9社が前々年同月比74.7%減の362億1540万円、KNT-CTホールディングス13社が同40.7%減の256億3722万円、日本旅行が同84.1%減の65億1449万円。エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同96.4%減の16億794万円と大きく落ち込んだ。

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