JTB総合研究所は、デジタルインサイト情報収集企業のCint Japan社と共同で「中国・オーストラリア・英国からの訪日意向調査」を実施し、その結果を発表した。今回の調査は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、消費者の今後の旅行計画にどのような影響を与えたのかを検証するもの。
その結果によると、中国では海外旅行を予定している回答者のうち3%が2022年末までに日本への旅行を検討。オーストラリアでは、2023年以降に日本への旅行を検討する割合が42.4%と最も高くなった。
また、東京五輪2020大会をきっかけに訪日したいと答えた人の割合は、中国6%、英国30.2%、オーストラリア26.7%となり、東京2020大会が日本旅行への関心を高めるポジティブな影響を与える結果になっていることがわかった。
このほか、旅行者が旅行先を選ぶ決め手については、中国人旅行者は、「買い物や食事を楽しめること」「自然やアウトドアを楽しめる環境が充実していること」の回答が多く、オーストラリアと英国では「リゾートでリラックスできること」「泊まってみたい宿泊施設があること」中国よりも高くなった。