日本政府観光局(JNTO)によると、2022年1月の訪日外国人旅行者数(推計値)は1万7800人となった。これは、2019年比で99.3%減(2019年の実数:268万9339人)。2020年比でも61.7%減(2020年の実数:4万6522人)で、大きく減少した。
日本はオミクロン株の感染拡大に伴う水際措置の強化として、2021年11月30日から2022年2月末まで、一定の条件下で許可していた商用・就労目的の滞在に対する新規入国を停止している。
地域別では、訪日客数の多い順に、インドが2100人、米国が1800人、中国が1500人、韓国が1300人、フィリピンが1000人。
また、航空データOAG社によると、1月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線の実績合計は、便数が前年比8.8%減の3222便、座席数は1.2%減の79万5338席だった。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。
なお、JNTOでは訪日外国人数の発表にあわせ、世界的な海外渡航制限の動向を補足。パンデミック以降は多くの国々が基本的に海外渡航の制限措置をしており、感染状況にあわせて緩和と強化が繰り返されてきたが、オミクロン株の蔓延後は規制緩和に方針転換する国・地域が増えたとしている。