政府は緊急記者会見を開き、昨年から極秘に開発を進めていた「メタバス(Meta Bus)」が完成したことを発表した。本日から即時運用開始することも合わせて明らかにした。
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脱炭素の動きが加速するなか、観光産業でもサステナブル(持続可能)な旅行が求められている。そこで政府は、環境を保全しながら移動できる旅行を目指し、「メタバス」の開発を進めてきていた。
メタバスとは、バスの車体全面で芝生を養生し、排出する二酸化炭素分を相殺する新型バスのこと。景観との調和を図るため、バスの周囲部分はすべて芝生としているが、乗客が目にすることのない屋根部分のみ太陽光パネルが取り付けられている。
バス車内の通路や座席も本物の芝生が張り詰められていて、乗車中はちょっとしたピクニック気分を味わうことができるという。政府がおこなった試乗会に参加した眼多場須子(めた ばすこ)さんは、「まるで草原のなかにいるような気分になれた」と声を弾ませた。
ただし、芝生を守るために車内での過ごし方には規制が多い。例えば、車内通路の芝生でゴルフのパター練習をすると、懲役3年または50万円以下の罰金になることが決定しており、注意が必要だ。
政府は2090年までに、日本中のすべての既存バスをメタバスに置き換えることを目指している。世界に先駆けたメタバスは、日本独自の技術を駆使したコンテンツとして新たな観光資源となる可能性も秘めている。
なお、「メタ」とは「超越した」という意味なので、超越したバスという意味で「メタバス」と名付けられた。巷間で注目を集めている「メタバース」とはまったく別物なので注意したい。
※注:この記事は4月1日に取材し、配信しているニュース。トラベルボイス編集部では、読者に対して信憑性に関する注意喚起を促している。素直でまじめな読者ほど、注意したい。