スカパーJSATは、2022年4月12日の「世界宇宙飛行の日」に合わせて、「宇宙に関する意識」のインターネット調査を実施した。全国の男女が宇宙や宇宙に関連する様々なテーマに対しどのような意識やイメージを持っているのかを把握するために行われたもの。
それによると、「宇宙に関心がある」との回答は54.6%となり、半数を超えた。また、「宇宙に行ってみたい」は34.4%。世代別にみると、10代男性(51.8%)、20代男性(50.6%)では半数を上回った。
将来の宇宙ビジネスについては、「有望だと思う」という回答は58.1%。そのうち、最も有望だと思う宇宙ビジネスは「宇宙旅行サービス」で56.5%となった。若い世代では「宇宙エンターテインメント(宇宙空間の特性を活かしたエンタメを提供)」への期待が大きく、10代で46.8%、30代では42.9%。また、30代では「宇宙ウェディングサービス」(27.5%)が全体と比べて10ポイント以上高い結果となった。
宇宙旅行(1週間)の費用について尋ねたところ、「行ってみたいと思える」上限金額の平均は234万円。「50万円未満」(30.1%)や「100万円~200万円未満」(33.5%)に多くの回答が集まった。男女別にみると、男性では平均288.9万円と、女性(146.4万円)と比べて142.5万円高くなった。
月での宿泊代については、「宿泊したいと思える」上限金額の平均は88万円。「千円未満」(31.5%)に最も多くの回答が集まり、「1万円~3万円未満」(11.3%)や「100万円~300万円未満」(10.8%)が続いた。
このほか、宇宙で体験してみたいエンターテイメントでは、「宇宙で無重力体験」(47.0%)が突出して高く、「宇宙で撮影された映像によるバーチャル宇宙旅行」(25.5%)、「宇宙で撮影された映像による宇宙船フライトシミュレーター」(22.0%)、「宇宙で遊園地・テーマパーク体験」(17.4%)、「人工流れ星の鑑賞」(16.6%)なども選ばれた。