リクルート、熊本県と3カ年の包括連携協定、地域消費増加モデル「くまモンタウン」実現へ

リクルートと熊本県は2022年8月、地域・観光振興の推進に関する包括連携協定を締結した。これによりリクルートは、各地域の観光戦略や戦術策定の基盤となる「人流/金流データプラットフォーム」の構築に取り組み、観光DXを推進する。

熊本県では、県全体を世界中からヒト・モノ・企業が集まる地域とする「くまモンランド」の構築を推進しており、その一環として地域消費の増加を目指すプロジェクト「くまモンタウン」に取り組む。今回の包括連携では、この「くまモンタウン」の実現に向け、県内各地で約3年にわたって取り組みをしていく。

発表資料より

具体的な内容は、「県内の食・宿泊・現地体験プログラムの磨き上げ」と「人流/金流データの把握、分析と県施策への活用」の2つ。リクルートの業務・経営支援サービス「Airビジネスツールズ」を希望事業者に導入するほか、くまモンを関した食や宿泊、現地体験プログラムの開発も事業化し、販売支援と売上拡大を図る。

さらに、リクルートが保有する各種データを提供。域内の観光客数や宿泊、決済のデータを可視化して、消費促進の打ち手につなげる基礎分析もおこなう。まずは、豪雨被害を受けた人吉エリアを対象に取り組み、翌年度以降も対象エリアを順次拡大し、県内全域への拡張を目指す。

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