楽天トラベル、インバウンド獲得へ予約サイトを大幅刷新、個人旅行解禁見据えた、特徴と今後を取材した

楽天は2022年7月、楽天トラベルの訪日外国人向け宿泊予約サイトを刷新した。訪日旅行客の需要に対応できる仕様に改善すると同時に、宿泊施設が施設の魅力や独自の宿泊プランをより訴求しやすくすることが目的。楽天では以前から刷新の準備を進めていたが、日本の水際対策の緩和を踏まえ、今後の訪日インバウンド個人旅行の解禁を見据えて新サイトをリリースしたという。その特徴を楽天トラベルに取材した。

刷新したサイトでは、宿泊施設の予約機能に、宿泊プランの「Plans」と客室ベースの「Rooms」の2つの仕様を用意。タブで表示の切り替えをできるようにした。

海外では客室ごとの予約が一般的であることから、外国人旅行客が親しみやすい客室ベースのインターフェイスを設けた。一方で、料金設定はルームチャージではなく、人数単位での料金設定を継続的に採用する方針。日本の旅行業界の慣習と宿泊施設の利便性を考慮したという。サイトは今後のフィードバックを踏まえ、継続的に改善を重ねる予定だ。

楽天トラベルのインバウンドサイトより。左上に「Rooms」と「Plans」の表示を切り替えるタブがある

また、日本ならではの高品質なおもてなしの文化がある宿泊施設として、楽天トラベルが推奨する宿泊施設に付与する「Japan Quality」マークも設定。対象の宿泊施設は、旅行者のクチコミや宿泊プラン、サービスの内容など、楽天トラベルが独自に定めた基準をもとに選考する。この表示機能を通し、宿泊施設とともに、訪日外国人旅行者にとって魅力的な宿泊プランやサービスを増やしていきたい考えだ。

販売促進では、各国市場で自社での販促プロモーションとデジタルマーケティングを進める方針。国内向け予約サイトと同様に、楽天トラベル独自のクーポン施策も展開する。楽天グループの海外事業とも順次連携し、台湾市場では楽天のポイント施策も実施する。

なお、現時点では海外OTAなど、各市場での販売に強い事業者との流通連携はしていないが、「考え方として否定するものではない」(トラベル&モビリティ事業 PR推進室)というスタンスだ。

対象市場は現在(2022年8月22日)、11カ国地域(米国、英国、オーストラリア、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン)で展開している。楽天によると、新サイトに対する宿泊施設からの反響がよく、予約可能な掲載施設数は日々増加。年内には、以前のサイトを大幅に上回る1万5000超まで増える見込みで推移しているという。

楽天トラベル・インバウンド向けサイト 

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