観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2022年10月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比38%増、コロナ前の2019年同月比で11.6%減の4426万人泊だった。
このうち、日本人は前年同月比32.5%増、2019年同月比でも5.8%増の4210万人泊。10月11日から旅行支援が全国に拡大された効果が如実に表れた。同じく、10月11日から個人旅行が解禁された外国人は前年同月比594.3%増、2019年同月比で78.9%減の216万人泊となった。
2022年10月の客室稼働率は52.6%となり、9月の49.5%を上回った。2019年同月との比較では11%減だった。施設タイプ別では、旅館が39.2%、リゾートホテルが52.6%、ビジネスホテルが61.9%、シティホテルが59.6%、簡易宿所が23.7%。旅館は2019年との比較でも0.3%減に回復した。
2022年9月の延べ宿泊者数(第2次速報)は、前年同月比73.1%増、2019年同月比19.2%減の3942万人泊。都道府県別でのトップ3は東京(2019年同月比29.1%減の467万8110人)、北海道(同1.8%減の318万8360人)、大阪(同33%減の252万4570人)の順。2019年比で増加した県は、山口の同20.9%増の35万310人、長崎の同3.3%増の54万5240人だった。
また、2022年9月の外国人延べ宿泊者数68.7万人のうち、国際別トップ5は1位アメリカ、2位韓国、3位中国、4位タイ、5位ドイツで、上位5カ国・地域で全体の41.9%を占めた。