日本生産性本部サービス産業生産性協議会は、国内の革新的で優れたサービスを表彰する「第4回日本サービス大賞」を発表した。全749件の応募のなかから、最優秀賞の内閣総理大臣賞をはじめ、経済産業や国土交通などの各大臣賞、JETRO理事長賞、優秀賞、審査員特別賞の全 30 件を選出した。
このうち、旅行・観光関連では、スカイマークが「『お客様の声』の徹底した見える化による顧客満足度向上の仕組みづくり」で、国土交通大臣賞を受賞した。同社では搭乗後のアンケートを迅速にCS推進室主導で分析し、鮮度あるCSデータを経営陣・社員と共有。現場の肌感覚との乖離を常に検証する仕組みを構築するなど、「見える化」を通じたCS推進活動で顧客中心の経営システムの革新を実現した点が評価された。
また、琴平バスの「地域と繋がるバスツアーの楽しさをご自宅でオンラインバスツアー」が地方創生大臣賞を受賞。アドレスの「『全国創生』を目指した定額住み放題多拠点生活プラットフォーム『ADDress』」が、優秀賞/審査員特別賞を受賞した。
なお、最優秀賞の内閣総理大臣賞はエアークローゼットの「スタイリストが提案する月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』」が受賞。主催者によると、今回の応募サービスには、デジタルやAI、サブスク、シェアリングなど新しいビジネスモデルを活用して社会課題の解決を図ろうとするサービスが多く見られた。受賞した30件中、16件はスタートアップのサービスだったという。受賞サービスはサイトで確認できる。