米ウォルト・ディズニー・カンパニーはこのほど、旅行会社向けに最新情報を提供するセミナーを開催した。同社は1923年の創立から今年で100周年を迎える。セミナーでは、2023年に米ディズニーで展開される100周年を記念した「ディズニー100(ワンハンドレッド)」のイベントを中心に、カリフォルニア ディズニーランド・リゾート(以下ディズニーランド)、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニー・ワールド)の最新情報を紹介した。
イベント冒頭では、来日したウォルト・ディズニー・カンパニー米国本社 ヴァイス・プレジデント インターナショナル・マーケティング&セールスのジェフ・ヴァン・ランゲェヴェルト氏が登壇し、「アメリカのディズニーにとって日本は常に重要な市場。2019年は過去最高の日本人の訪問者が訪れていた。パンデミックを乗り越え、再び日本人を含むたくさんの外国人旅行者を迎えている。これからもゲストの一生の思い出になるような体験を提供できるようさらに努力していきたい。日本の旅行会社のみなさんの協力に感謝している」と述べた。
米ディズニーでは今年、同社の創立100周年を記念した「ディズニー100(ワンハンドレッド)」を展開。ディズニーランドで実施される「ワンダラス・ジャーニー」では、『眠れる森の美女』の城・メインストリートUSAがプロジェクションマッピングで彩られる。また、水上ショー「ワールド・オブ・カラー:ワン」では、様々なキャラクターの世界を水のスクリーンに描き出す。
また、新たなアトラクションとしては、ディズニーランドで2023年3月にリニューアルオープンした「トゥーンタウン」や、ミッキーのアニメーションの世界を楽しめる新アトラクション「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」などを紹介。ディズニー・ワールドでは、エプコット内に誕生した、マーベル・コミックの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をテーマにした屋内ローラーコースター「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コズミック・リワインド」や、宇宙をテーマにした上空220マイルにあるレストラン「スペース220」などを、新たな注目アトラクションとして紹介した。
同社マーケティング&ビジネスストラテジーディレクターの澤田智子氏は、「アメリカディズニーでは1年以上前から訪問者数が回復し、現在はパンデミック前かそれ以上に盛り上がっている。1年だけの特別な『ディズニー100』セレブレーションの期間を、ぜひ日本のみなさんにも楽しんでほしい」と呼びかけた。