観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2023年3月(第1次速報)の延べ宿泊者数は前年同月比48.6%増、2019年同月比では2.8%減の4973万人泊だった。
このうち、日本人は前年同月比26.3%増、2019年同月比では0.5%増の4184万人泊。外国人は、2019年同月比17%減の789万人泊まで回復した。
2023年3月の客室稼働率は55.5%で、2月の53.4%を上回った。2019年2月との比較では7.9%減だった。施設タイプ別では、旅館が37.4%、リゾートホテル53.8%、ビジネスホテル66.4%、シティホテル70.8%、簡易宿所22.6%だった。
なお、2023年2月の延べ宿泊者数は2019年同月比5.5%減の4114万人泊で、うち外国人延べ宿泊者数は36.1%減の593万人泊。都道府県別で2019年同月を2桁以上、上回ったのは、奈良県(19.5%増・17万1210人泊)、東京都(16.1%増・664万6220人泊)、栃木県(14.1%増・66万7130人泊)、高知県(11.4%増・21万4900人泊)だった。
また、2023年2月の国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が韓国、2位台湾、3位香港、4位米国、5位中国で、上位5カ国・地域で全体の63.1%を占めた。2019年同月比では1割以上減少している国が多いが、米国、フィリピン、インドネシア、カナダは2019年同月を上回った。