農林水産省はこのほど、2023~2025年の「農泊推進実行計画」を策定し発表した。500地域創出を掲げた草創期から、成果を示す成長期を移行すべき段階にあるとして、2025年度目標として農泊地域での年間延べ宿泊者数700万人泊、うち訪日外国人旅行者の割合10%を掲げた。
計画では、地域自身が起業家精神「農山漁村アントレプレナーシップ」を持ち、新規来訪者の獲得、平均泊数の延長、リピーターに取り組むとともに、農林水産省が都道府県、事業者と連携して広域的な支援を実施することを通じ、農山漁村の活性化と所得向上を目指すなどとした。
具体的にはコロナで疲弊した農泊地域の実施体制を再構築するため、コンテンツ充実などへの支援、専門家活用、DX推進などを実施。これまでに整えたコンテンツを広く可視化し、消費機会拡大のための取り組み推進、資金調達のモデル提示なども図る。