JTBと世界大手OTAトリップ・ドットコム・グループ(Trip.com)は、アジア圏からの訪日インバウンド市場で宿泊施設や各自治体など事業パートナーの課題を解決することを目的に、合弁会社「株式会社JTB Inbound Trip(仮称)」を設立することで合意した。
新会社の設立は2023年10月を予定。持株比率は、JTBが51%、Trip.com Groupが49%。販売チャネルの拡大、旅行者ニーズに合わせた仕入・コンテンツの強化、宿泊施設や観光施設の多言語対応、一部の都市、地域、時期での観光需要の集中緩和などの課題に取り組む。
具体的には、トリップ・ドットコム・グループの持つグローバルな販売網と宿泊を中心としたJTBの仕入力で相乗効果を生み出していく。また、トリップ・ドットコム・グループのインバウンド市場での知見に基づいて自治体向けに戦略設計を支援するほか、JTBが47都道府県に持つDMC拠点を活用していく。