IHGホテルズ&リゾーツは、宿泊者の滞在をパーソナライズする新しいデジタル予約の仕組みを導入した。同社のクラウドベースのプラットフォームを活用して提供する。
新しい機能では、高層階や眺めの良い部屋など個別の部屋タイプを選択できるほか、IHGワン・リワーズ、飲食クレジット、ラウンジへのアクセス、客室内の特別なウェルカム・アメニティ、プリペイド・パーキングなど、さまざまな特典を利用して、滞在をカスタマイズすることができる。
現在のところ、世界の5000施設で部屋のタイプを選択することが可能。2023年末までには100以上の施設でさらに機能を強化したサービスを提供する。
IHGとしては、よりシンプルで直感的な操作によって、宿泊者の体験の向上を進めていく。一方、アップセールの機会を増やしていきたい考えもある。同社によると、宿泊者が好みの滞在方法を購入すると、平均して1泊あたり22 ドルの追加収益が得られ、ハイブランドとライフスタイルブランドのホテルでは、アップセールとして1泊あたり最大41ドルの追加収益が得らるという。