ハワイ、ラハイナ除くマウイ島西部で宿泊施設を全面再開、11月1日から、地元コミュニティとの協議で決定

ハワイ・マウイ郡のリチャード・ビッセン郡長は2023年10月23日(現地時間)、西マウイのラハイナ以北で未再開だった地域(カハナからカアナパリまで)の宿泊施設を2023年11月1日に再開すると発表した。西マウイ地域へのアクセスは、ラハイナを除いて10月8日から解除されている。宿泊施設は、同日から段階的な再開を開始し、今回の再開決定は第2段階と第3段階に当たるもの。第1段階の再開後、地元コミュニティからのフィードバックを受けて行われた。

これにより、ラハイナを除く西マウイ全体で宿泊施設が再開されることになる。ラハイナ自体は、犠牲者の特定、行方不明者の捜索、山火事による瓦礫や危険物の除去活動が続いていることから、依然として閉鎖されている。

西マウイには約1万1000室のホテル客室があり、これはマウイ全体の約半分に相当する。ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は、「今回の難しい決断は、山火事災害によって大きな影響を受けたマウイ島の人々や企業に復興の希望をもたらすことになる」とコメントしている。

地元コミュニティでは、旅行者の受け入れ時期について議論が行われてきた。 一部の住民は、地域社会の準備が整っていないとして、旅行者受け入れ再開に反対する請願書を出していた。

依然として宿泊施設を避難場所としている住民がいるが、ビッセン郡長はその滞在は保証されることを明言している。

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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