デルタ航空、羽田/ホノルル線の運航開始 初便は利用率9割、毎日運航で

2023年10月29日、デルタ航空の羽田/ホノルル便の初便が羽田空港を飛び立った。2020年3月に就航予定だったが、コロナ禍を受けて延期になっていた。

デルタ航空広報部によると、初便の有償座席利用率は約90%。就航発表後は一気に予約が伸び、ビジネスクラスから座席がうまったという。年末年始の予約も好調で、ほぼ満席。ホリデーシーズン以降は、グランドアンバサダーを起用した広告キャンペーンも企画するなどで需要を維持していきたい考え。同路線では、主に太平洋・大西洋線といった長距離路線に導入されてきた上級エコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」を導入しており、認知度をあげていく。

初便の出発前には、羽田空港で就航セレモニーが実施された。初便の搭乗客には、チェックイン時に記念グッズを配布、ラウンジでは特別メニューを提供。出発前のスピーチでは、日本地区社長の大隅ヴィクター氏が「2020年3月29日に成田から羽田へとすべてのオペレーションを移行したものの、コロナ禍に見舞われた。羽田からはアメリカ本土に毎日5便でつないでいるが、2020年から3年半を経てはじめてホノルルへと就航がかなった」と復便状況をアピールした。

ハワイ州観光局日本支局の寺本竜太氏は、円安などの影響などもあるなか、新たな直行便就航はハワイへの旅行者が戻る追い風になるのではないかと期待を寄せた。

デルタ航空日本地区社長の大隅ヴィクター氏

同便は、羽田空港を午後9時に出発、ホノルルには同日午前9時20分に到着するスケジュール(11月4日まで。5日からは午前8時55分着)で毎日運航。使用機材はボーイング767-300ER型機で、ビジネスクラス「デルタ・ワン」が25席、プレミアムエコノミークラス「デルタ・プレミアムセレクト」18席、足元が少し広い「デルタ・コンフォートプラス」21席、メインキャビン151席。

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