エイチ・アイ・エス(HIS)は、今年の年末年始(2023年12月23日~2024年1月3日出発)の海外旅行の予約動向をまとめた。対象は、HISのツアー、ダイナミックパッケージ、航空券。
予約数は前年同期比263.8%と昨年より大幅に増加するものの、2019年同期比では5割にとどまる見込み。平均単価は前年同期比98%の19万2700円。国際線の復便が進むも燃油サーチャージが高止まり傾向にあることから、2019年比では112.2%となっている。
最も予約数が多い都市はソウルで前年比113.7%。また、プサン(6位)も同145.6%と二桁の増加となっている。HISでは、韓国からの訪日需要の増加を受けて、地方空港を含めた復便・増便が実施されたことで座席供給数の増加したことが一因と分析している。
2位は台北。前年の7位がランクアップ。今年は航空券手配が65.7%、ツアー手配が34.3%と2019年とほぼ同水準に戻っているという。
そのほか、3位はホノルル、4位はバンコク、5位はグアム。セブ島が前年16位から8位に、ケアンズが前年15位から9位に上昇。どちらも、LCCが就航する中距離路線のビーチリゾートとして人気が高まっている。
なお、出発日のピークは2023年12月29日、帰国日のピークは2024年1月3日。