観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2023年11月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は3372億444万円で、2019年比では23.7%減だった。10月は22.9%減で、ほぼ横ばいとなった。
国内旅行が同15.7%減と2桁マイナスの2182億6002万円で、10月の同8.7%減から悪化。海外旅行は同36.9%減の1004億6533万円と1000億円を超え、10月の同44.4%減からは改善した。外国人旅行は同23.7%減の184億7910万円だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が同35.3%減の747億1815万円、取扱人数が同30.1%減の187万4713人。国内旅行は取扱額が同22.8%減の660億2218万円、取扱人数が同26.8%減の183万8343人、海外旅行が同71%減の85億2914万円、取扱人数が同78.3%減の2万8736人と特に海外パッケージツアーは個人旅行へのシフトが加速している。
また、主要各社・グループの11月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同15.9%減の1237億3473万円、日本旅行4社が同20.4%減の349億7678万円、KNT-CTホールディングス4社が同32.3%減の319億8320万円、阪急交通社2社が同14.7%減の283億5420万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同36%減の261億5959億円の順だった。