香港で2024年6月13~16日、旅行展示会「香港国際旅行展示会(ITE)」が開催される。場所は香港コンベンション&エキシビション・センター(HKCEC)のホール1。旅行業界関係者やMICE主催者・企業が来場する業界日(BtoB)と、消費者が来場する一般公開日(BtoC)がそれぞれ2日間ずつあり、ITEへの出展は香港や中国南部からの日本へのインバウンド誘致の一番の近道となりそうだ。
では、香港マーケットの特徴はどうだろうか。香港政府観光局は、以下の4点をまとめている。
1. 高いリピート率
45.1%が訪日回数10回以上、80.7%が4回以上と、リピート率が非常に高く、王道観光地は行き尽くしていることから、全国すべての観光地に販促の余地がある。また、740万人ほどの人口にもかかわらず、2019年には229万人が訪日。国籍別で訪日外客数4位にランクインしている。
2. 1人あたり名目GDPが高い
2021年の1人あたり名目GDPは4万9727ドル(日本円で約746万円)。人数だけでなく、消費単価の高い高額商品のアピールも見込まれる。
3. マナーの良い旅行者
文化や習慣の違いにより、日本人にとって当たり前のマナーでも、外国人旅行者にとってそうとは限らない。しかし、香港人は日本人と似通ったところもあり、初めて受け入れる施設、地域にとっても安心して対応できる。
4. 複数の言語で対応できる
香港の人々の言語は英語、広東語、また文字は漢字(繁体字)を使用している。ジェスチャーを交えた英語、筆談など、日本人にとってもコミュニケーションが取りやすい。
香港からのインバウンドが勢いづくなか、ITEはぜひ活用したい機会だ。
※為替レートは、1ドル=150円で計算
⇒ITEの申し込み方法などの詳細を香港政府観光局のサイトでみる
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