香港政府観光局は、旅行業界向けイベント「ツーリズムアップデート」をオンラインで開催し、リバイバルプランを発表した。今後1年にわたって「Hong Kong Summer Treats」キャンペーンを実施。旅行が再開された際に香港が世界の旅行者にとって最も行きたい旅行先となるようなポジティブな雰囲気を作り出すとともに、香港の知名度を維持していく。
キャンペーンでは、香港での消費を刺激するさまざまな割引やプロモーションを提供。さらに、芸術・文化イベントを支援する「アート in 香港」キャンペーンも開催する予定。また、香港政府観光局は、感染対策の緩和に合わせて、「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」や「香港ウィンター・フェスタ」など、世界レベルのイベントを段階的に開催し、「香港セブンズ」などの注目度の高いイベントも支援していく予定だ。
また、香港政府観光局は、時期を見て「オープンハウス香港 (Open House Hong Kong)」キャンペーンなどの大規模なプロモーションを展開する計画。市場ニーズに対応するため、包括的なデジタル変革を通じて、観光客の旅行体験の向上を図っていく。
香港政府観光局のパン・ユウカイ(彭耀佳)会長は香港が日常に戻っていることを強調したうえで、「大規模なイベントの開催や観光客の受け入れ態勢が整いつつある」とコメント。今夏の香港故宮文化博物館(Hong Kong Palace Museum)のオープン、香港国際空港の第3滑走路の整備などのトピックを紹介した。