グローバルで広告支援を展開するCriteo(クリテオ)は、このほど、米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、日本の消費者を対象にサステナブルを意識した購買行動に関するデータを分析したレポートを発表した。それによると、日本の回答者の半数が環境に配慮したエシカルな商品であるかを検討するとともに、AIによってより関連性の高い広告が表示されることを期待していることなどが浮き彫りになった。調査は2024年3~4月に実施。6市場の6755人から回答を得た。
日本の回答者のエシカルな商品に対する意識は前年調査より7ポイント上昇し、52%。商品の生産方法による環境への影響は51%、リサイクル可能かどうかは48%だった。AIに関連性の高い広告を表示することを期待すると回答した割合は49%と他国平均48%とほぼ同等だったが、AIが今後、より持続可能な商品やエシカルな商品を見つけるのに役立つことを期待するのは25%で、他国(フランス46%、米国42%、英国41%、ドイツ33%、韓国30%)に比べ最も低かった。
旅については、今夏、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する移動手段を選択する意向の日本人は36%で、前年より4ポイント増加。飛行機の代わりに電車、相乗り乗車での長距離旅行を好む傾向もある。また、日本の消費者の5人に1人がサステナビリティを意識した夏の旅行を計画していると回答した。