日本政府観光局(JNTO)によると、2024年5月の日本人出国者数(推計値)は、2019年比34.5%減の94万1700人となった(2019年5月の実数は143万7929人)。2019年比の伸び率は前月の46.7%から12.2ポイント上昇したが、人数としてはゴールデンウィークの連休があったものの、100万人には達しなかった。2023年比では39.4%増(2023年4月の実数は67万5603人)。
航空データOAG社よると、2024年5月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比8.8%減の2万190便(1952便減)、座席数が6.5%減の472万1838席(32万9182便減)となった。
空港別でみると、羽田空港(便数29.8%増の4678便、座席数24.1%増の115万4750席)は今月も便数、座席数とも伸び率が上昇。福岡空港(便数10.7%増の1948便、座席数16.8%増の41万7065席)は、便数・座席数ともコロナ前の2桁増に伸ばした。成田と関空は減少率が微かに改善傾向にあるが、中部はコロナ前の6割程度の推移が続く。新千歳は便数、座席数とも、減少傾向となっている。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。