パリのホテル、宿泊料金の値下げを急ぐ、五輪特需の想定を下回る

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パリ五輪が開催されているフランス・パリのホテルが、宿泊料高騰への反発を受けて値下げや最低滞在日数の緩和など、旅行者囲い込みに向けた最後の取り組みを急いでいる。パリ観光局は2024年7月29日、ホテルの平均宿泊料は初夏の1泊342ユーロから258ユーロ（約5万5800円から4万2000円）に下落したと発表。2023年7月は202ユーロ（約3万3000円）だった。

パリの旅行代理店によると、物価高や安全上の懸念を背景に五輪特需が想定ほど伸びず、ホテルはこぞって割引プランを打ち出した。これにより、宿泊客は最大70％安く泊まれる可能性があるという。旅行代理店関係者は「パリは全く混雑していない。十分な空室があり、料金は2割ほど安くなっている」と語った。

旅行検索予約KAYAKによると、7月のパリのホテル宿泊料は、前月比16％下落した。四つ星ホテルの料金は8月上旬までに最大66％下落している。

※ユーロ円換算は1ユーロ163円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。