東南アジア域内の航空ハブとして存在感を増す「クアラルンプール」、エアアジアの路線拡張が追い風

ロイター通信

東南アジアの航空路線のハブであるタイ・バンコクとシンガポールは、長年、海外からの訪問者数で競っている。しかし、東南アジア内の海外旅行先として、マレーシアのクアラルンプールが新たなライバルとして浮上してきた。

クアラルンプールに本社を置くLCCエアアジアは、タイ北部の町チェンライ、ベトナムの山岳地帯の町ダラットへのフライトを開始。マレーシア政府観光局は「これらの路線は、マレーシアをアセアン地域の主要な旅行先としてアピールするというエアアジアとマレーシア政府観光局との継続的な協力関係を示すもの」と位置付けている。

航空データ会社OAGによると、クアラルンプール国際空港(KLIA)はロンドン・ヒースロー空港に次いで、世界で2番目に多く乗り継ぎ便があるという。エアアジアは、KLIA発着便のおよそ35%を占めている。

KLIAからの就航都市は137都市で世界12位。バンコクの154都市、シンガポールの150都市と比較すると少ないものの、東南アジア域内だけを見ると、KLIAが上回っている。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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