米運輸保安局(TSA)によると、2024年11月26日に空港の保安検査場で検査を受けた乗客は約270万人と感謝祭前の火曜日としては過去最高となり、昨年の記録を更新した。11月の第4木曜日の感謝祭の休日は、翌日の金曜日にも休暇を取得して週末とあわせて4連休をとる米国人が多い。
旅行業界では、11月27日(木)と12月1日(日)にさらに旅行者が増えると予想している。米大手航空会社航空業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(AFA)は、この両日にそれぞれ300万人以上の旅客を見込んでいる。
一方で、気象当局によると、東海岸と西海岸の一部では冬の嵐への警報が発令されており、米連邦航空局(FAA)は悪天候と混雑でフライト遅延が起きていると指摘。航空機の運航状況を追跡するサイト「フライトアウェア」によると、26日には米国内外の約4800便が遅延、82便が欠航した。
全米自動車協会(AAA)は、感謝祭に少なくとも50マイル(80キロ)以上の旅行をする米国人は8000万人に上ると予想。クルーズ会社の乗客数は20%増加すると見込まれている。
※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。