人材派遣のパソナグループは、能登半島地震で大きな被害を受けた和倉温泉エリアで働く宿泊・観光施設などの従業員向けに、アバターを活用した遠隔での接客業務に従事してもらう「アバターワークレスキュー」を開始した。
第1弾として、和倉温泉旅館協同組合に所属する宿泊・観光施設等の従業員を主な対象に、アバターを介して、2025大阪・関西万博での案内業務をはじめ、企業・ホテルなどの受付接客業務などに従事してもらう。デバイスを活用した全国各地での遠隔従事支援、パソナグループへの在籍出向受け入れも展開する。
日本でも有数の温泉街として栄える和倉温泉では、震災以降、多くの旅館で通常営業が難しく、震災以前の環境に戻るには数年間を要するといわれ、長期的な従業員の雇用維持・育成・スキルアップに課題を抱えていることが背景にある。パソナグループは同取り組みを通じて雇用維持やスキルアップを見すえた長期的な支援体制の構築を目指す。