
IACEトラベルは、2025年4月7日に東京証券取引所スタンダード市場に新規上場する。公募による募集株式発行は普通株式で96万株。
同社は1982年2月に設立。出張旅行などBusiness Travel Management(BTM)分野で法人顧客を主なターゲットとして、国内外の出張に伴う航空券や宿泊施設の手配、出入国に関する情報提供、査証取得の代行、経費精算の支援、危機管理サービス、出張データの提供など業務出張に必要な包括的なマネジメントサービス「BTMサービス」を提供している。また、効率的なBTMサービスに向けて、クラウド出張手配システム「Smart BTM」を運営している。
調達する資金は、システム開発費に6.2億円を充当。「Smart BTM」のプロダクト価値向上のため、交通手段などの予約商材拡充やUI/UXの改善、生産性向上のためのバックオフィス業務の自動化やナレッジのデータベ ース化による自動応答の実現を進める。
また、広告宣伝費として2.4億円を充当し、「Smart BTM」の認知度の向上及び販売機会の拡大を目的とした 広告宣伝活動を推進していく。
さらに、人件費に2億円を充当し、BTMサービス拡大のために必要なセールス部門の人員を採用する予定。
同社は、2025年3月期について、売上高は前年度比9.5%増の26億5100万円、営業利益は同34.2%増の5億7100万円、経常利益は同27.5%増の5億4500万円、当期純利益は同12.3%増の3億8700万円を予想している。