国土交通省は2013年1月17日、ボーイング787型機の本邦内運航者に対して「緊急耐空性改善通報」を発行した。1月16日(米国時間)に、米国連邦航空局(FAA)がバッテリーシステムを改修するまでB787の運航を禁止する旨の緊急耐空性改善命令を発行したことを受けたもの。
B787では1月8日に日本航空(JL)機、1月16日に全日本空輸(NH)機で、バッテリー関連のトラブルが発生した。今回の緊急体制改善命令では、リチウムイオン電池の損傷で可燃性の電解質画法室されることにより、重要なシステムおよび構造の損傷、並びに電気室内の火災に至る不具合を防ぐため、FAAの緊急耐空性改善命令に従って改修や処置をするように通報。1月28日までの報告書の提出を指示した。