訪日外国人消費動向(1) 総消費額が増加、中国は低下も全体1位 ー2013年1月~3月

観光庁が発表した、訪日外国人消費動向調査(2013年1~3月期)によると、訪日外国人全体の旅行消費額は前年比13.2%増の約2539億円となった。訪日外国人の増加(17.9%増)に伴うもので、一人当たりの旅行中支出額では4.0%減の11万2594円と減少した。

国籍別の旅行消費額では、中国が16.9%減の約501億円となり、前年よりも100億円近く減少したものの、依然として最も消費額が高かった。中国人訪日客数は減少したが、一人当たりの旅行中支出も14.2%増の19万6188円と最も高く、伸び率も2ケタ増で上回り、訪日中国人の高い消費意欲がうかがえる。

このほか、国籍別では韓国が40.2%増の約444億円、台湾が16.0%増の約320億円、香港が20.3%増の約168億円、米国が19.3%増の約245億で、上位5カ国で全体の66.2%を占める。また、一人当たりの旅行中支出額では、韓国が2.3%増の6万5774円、米国が9.6%増の14万2587円と増加。台湾は13.7%減の6万5774円、香港は6.9%減の11万4593円と減少した。

なお、パッケージツアーや往復運賃など旅行前支出額を含めた一人当たりの旅行総支出額を国籍別でみると、1位はオーストラリア(38万5726円)、2位は米国(36万3184万円)、3位はマレーシア(35万6316円)、4位はカナダ(32万6749円)、5位は英国(31万8480円)。旅行中支出額が1位の中国は、総支出額では28万680円で8位だった。

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