旅行中のカード利用、日本人もキャッシュレス化?  訪日客は大幅増 -ビザ・ワールドワイド

ビザ・ワールドワイドは、日本人の海外旅行者と訪日旅行者のカード利用傾向を分析、結果を発表した。これは、同社が旅行者の決済動向を明らかにするため、Visaカードの会員が決済したデータから分析したもの。

発表によると、2012年に日本人の海外旅行者が渡航先でVisaカードで決済した総額は6.2%増で82億2,883万ドル、取引した件数は12.1%増で4,690万件だった。渡航先別では、タイで13.8%増、フランスで11.9%増、、米国で6.5%増と各エリアでカード決済の利用が増加。同社は、「現金利用が多い日本人でも海外旅行中のカード決済利用が年々増加している」としている。

一方、訪日旅行者が2012年にVisaカードで決済した総額は前年比24%増で29億ドル、取引した件数が同30%増で1,440万件と大幅に増加。同社はこの理由を、2012年の訪日旅行者数が840万人と増加したことや同社の利用促進のプロモーションをあげている。また、Visaカード会員の日本での決済総額が大きい順からみると、米国(8億4,700万ドル)、韓国(3億300万ドル)、台湾(1億9,740万ドル)の順となった。前年比の伸び率では、タイが46.3%増と最も高く、次にシンガポールが34.8%増となり、アジア圏からの観光客の決済総額数が高い傾向だった。



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