富士急行は2014年7月1日、山梨県側五合目の「富士急雲上閣」をリニューアルオープンする。従来のサービススタイルを根本から見直し、世界遺産の山岳リゾートにふさわしい施設を意識。登山前後を快適に過ごして安全な登山をするベースキャンプとしての役割と、観光客が富士山を楽しめるゲートウェイとしての役割を担う機能とデザインに刷新した。
具体的にはレストランは、「ちょっとお洒落な山のファミレス」をコンセプトに、料理家・栗原友氏監修のメニューを設定。宿泊スペースにはプライバシーを確保したカプセルタイプの客室を新設し、休憩用の時間貸しシステムも導入する。
さらに、栄養補給に配慮した食事や登山用アイテムの販売など、登山客のサポート機能も強化。シーズン中は宿泊スペースとレストランともに24時間営業とし、コンディションを整えて山頂を目指せる安心・安全な登山のスタイルを提案する。
営業期間は7月1日~11月30日までで、収容人員は宿泊が53名、レストランが340席の予定。