政府、インド向け訪日ビザを緩和 -日印首脳会談で観光交流の機会促進を決定

政府は2016年1月11日から、インド国民に対する短期滞在数次ビザを大幅緩和することを決定した。インド向けの数次ビザでは2014年7月に、短期滞在の数次ビザを開始していたが、その要件を緩和し、滞在期間を現行の15日以内から30日以内に、有効期間は現行の1年または3年から最長5年に延長する。

人的交流の拡大が、両国関係の裾野を広げるとの認識で決定した措置。安倍総理大臣とインドのモディ首相が2015年12月12日に実施した首脳会談での決定事項にも、観光をはじめ青少年交流や教育分野など、人物交流や文化交流の機会促進が盛り込まれた。安倍総理は今後5年間で、1万人のインド人留学生や短期招聘の実現を目指すことも言及した。

一方、モディ首相は2016年3月から、ビジネス渡航を含む日本人を対象にしたインド到着時の数次ビザ発給を行なう予定を発表した。

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