サービス連合が2016年3月18日、2016年春季生活闘争(春闘)の中間報告をおこなった。
3月18日12時の時点で、要求書を提出している91組合のうち、賃金改善の要求は76組合、最低保証賃金の要求は52組合、一時金の要求は83組合。昨年と比較すると早期の要求提示が多く、大半が実質的な賃金改善を求めるものだった。
すでに合意に至ったのは8組合で、そのうち7組合が満額回答を得たほか、実質的な賃金改善で合意。サービス連合が中期目標に掲げた「35歳年収550万円」を実現した組合や、「山の日」制定にともなう年間所定内労働時間の短縮や年間休日数増加、年次有給休暇計画的付与制度の導入、管理監督者にある役職者に対する休務日の確保、育児に関する所定外労働時間免除期間の延長など、労働時間の短縮に向けた回答も引き出したとしている。