航空関連の格付け調査を行っているスカイトラックスは、2016年の「世界トップ100空港」を発表した。それによると、日本の空港では羽田空港が昨年の5位から4位にランクアップしたほか、中部国際空港が7位から6位、関西航空空港が12位から9位、成田国際空港が14位から11位にそれぞれ順位を上げた。
部門ごとのランキングを見ると、「ベスト空港ダイニング」では、成田が香港、シンガポール・チャンギ、仁川(ソウル)などを抑えて1位になったほか、中部が5位、関西も8位に入った。また、成田は「ベストLCCターミナル」でも1位となった。
「最もクリーンな空港」では羽田が1位となり、中部(2位)、成田(5位)、関西(7位)もそれぞれトップ10入りした。
関西は、荷物受取りの待ち時間、 荷物受け渡しの効率、ロストバゲージの際の対応などが評価対象となる「Best Airport for Baggage Delivery」で2015年に続き1位になった。この部門では、成田が2位、羽田が5位、中部10位でトップ10入り。
「ベスト空港ショッピング」では、成田が10位で日本の空港では最高。1位はロンドン・ヒースローで、仁川、シンガポール・チャンギ、香港、ドーハが続いた。
2016年の総合トップ10空港は以下のとおり。
1. シンガポール・チャンギ空港
2. 仁川国際空港
3. ミュンヘン空港
4. 羽田空港
5. 香港国際空港
6. 中部国際空港
7. チューリッヒ空港
8. ロンドン・ヒースロー空港
9. 関西国際空港
10. ドーハ・ハマド空港
スカイトラックス社は、1989年創立のイギリスに拠点を置く航空サービス調査会社。世界各地の空港や航空会社の評価・格付けを行っている。発表されたアワードは、2015年6月から2016年2月まで、世界の約550空港を対象に、106ヵ国・地域の約1300万人の航空旅客に実施した旅客への満足度アンケートの結果に基づくもの。