京都の宿泊施設145社の収入高、2014年は4.4%増の1046億円、小規模企業では半数以上が「横ばい」 ―帝国データ

帝国データバンク京都支店は、京都府内の宿泊施設145社を対象に経営実態調査をおこなった。それによると、2014年の収入高全体の市場規模は前年度比4.4%増の1046億2000万円。2年連続して1000億円規模を超えた。

内訳をみると、年商規模が「5億円以上10億円未満」の企業15社の約6割を占める9社が増収、「10億円以上50億円未満」では7割弱、50億円以上の企業(3社)はすべてが増収となった。一方、最も該当数が多い「1億円以上5億円未満」規模の約4割が「横ばい」。一億円未満の小規模企業では55.6%が横ばいであることが判明。年商規模に応じて2極化が進む状況が明らかになった。

年商規模別の動向は以下のとおり。

帝国データバンク:報道資料より

なお、収入高の1位はホテルグランヴィア京都などを運営するJR西日本ホテル開発(前年度日4.9%増の304億6400万円)。2位は京都ホテルオークラなどを運営する京都ホテル(0.3%増の105億800万円)、3位は京都タワーホテルなどを手掛ける京都タワー(6.8%増の51億5600万円)だった。

この調査は、2016年1月時点で帝国データバンクの企業データベース「COSMOS2」に登録済みのホテル・旅館など145社を対象に実施したもの。

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