外語大生を対象に通訳ボランティア育成セミナー、オリンピックなどスポーツイベントで活動する人材育成へ ―全国外大連合

国内7つの外国語大学が構成する全国外大連合は2016年9月6日から9日まで、学生を対象にした「第3回通訳ボランティア育成セミナー」を開催する。2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピックや2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、今後予定される大規模国際スポーツ大会などを視野に、ボランティアリーダーとして活動できる人材育成を目指すもの。

セミナーの開催場所は千葉県の神田外語大学。連合に属する関西外国語大学・神田外語大学・京都外国語大学・神戸市外国語大学・東京外国語大学・長崎外国語大学・名古屋外国語大学に在籍する学生400名を対象に、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5か国語で開講する。講義内容は、国際大会と通訳ボランティアに関する基本知識、スポーツ文化教養、おもてなし、日本文化、観光ガイド理論などの座学のほか、アドベンチャーコミュニケーションプログラム実技などが予定されている。

期間中は連合が協定を締結した2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会の副事務総長キム・キホン氏が初日に基調講演をおこなうほか、ラグビーワールドカップ2019組織委員会の事務総長特別補佐アジアラグビー会長・徳増浩司氏はスポーツ文化・教養に関する講座を担当。加えて、日本の伝統芸能「狂言」に関するワークショップなども予定されているという。

なお、セミナーに参加した学生は全国外大連合通訳ボランティア人材バンクへの登録が可能で、大学卒業後も通訳ボランティアとして活動できるようになる。

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