函館市に歴史的建造物を活用した新ホテル、築85年の銀行や美術館を改修で【写真】

北海道の函館市に2017年5月26日、歴史的建造物を利用した新たなホテル「HakoBA函館」がオープンする。このほど公式ウェブサイトを公開し、宿泊予約の受け付け開始している。

このホテルは2棟構成となる。1棟は85年前(1932年)に安田銀行函館支店として建設され、7年前までホテルニューハコダテとして使用されていた物件。もう1棟は隣接する赤レンガの物件「旧西波止場美術館」を活用。いずれも、「HATCHi金沢」や「LYURO東京清澄」といったリノベーションホテルをプロデュースしてきたリビタ社が、第三号店として手掛ける。

「HakoBA函館」では、銀行だった物件は「BANK」棟として、建築当初の内装を生かしたモダンな設計に対応。ツインやダブルの個室タイプ19室と、テラス付きのメゾネット1室を設置した。一方の赤レンガの物件は「DOCK」棟として船の形を模した設計を実現。個室タイプ3種13室とドミトリータイプ32ベッドを提供し、さまざまな利用者のニーズに対応していく。

さらに、BANK棟ではイベントを開催できるオープンラウンジを、DOCK棟ではフロント・ロビーに地元の工芸品をセレクトしたキオスクを設置。函館湾を見渡すルーフトップにつながる最上階では、宿泊者が共同で利用できるキッチンや冷蔵庫、調理器具などを提供。地元の新鮮な食材を使った料理ができるほか、地元民によりワークショップなども計画する。

宿泊料金は、BANK棟のダブルが1部屋1万4000円から、メゾネットが3万円から。DOCK棟の定員6名の個室は1部屋2万円から、ドミトリータイプは1ベッド3600円からなどとなっている。

▼外観

リビタ:報道資料より

▼エコノミールームの例(DOCK棟)

リビタ:報道資料より

▼共有型キッチン

リビタ:報道資料より

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