国際航空運送協会(IATA)は、新型コロナウイルス感染防止策として各国が課している入国規制の最新情報を配信するオンライン・インタラクティブ・ワールドマップを開発し、旅行者に無料提供を始めた。このマップは、海外旅行で求められる書類などまとめたIATAのTimaticデータベースをもとにつくられたもの。
新型コロナウイルスの感染状況の変化に合わせて、IATAでは1日に200回以上情報を更新。旅行者の市民権や居住国にもとづき、正確な入国規制情報の提供に努めている。
IATAが実施したポストコロナでの航空旅行に関する調査によると、80%以上が旅行中の感染と同様に各国の検疫規制に懸念があると回答。パンデミックの収束が見えないなかで、規制は国によって異なり、また変更も頻繁にありえることから、タイムリーな情報が必要とされている。
このほか、IATAは近頃、Timaticで「COVID-19警告サービス」も立ち上げた。これは、サービス購入者に対してパンデミックに関わるすべての最新旅行情報をリアルタイムに提供するもの。