東武鉄道と東武トップツアーズはこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う「新しい生活様式」を取り入れた旅行商品を造成・発売する。ソーシャルディスタンスに配慮し、座席数を定員の二分の一以下に限定した特急列車や、食事を個室や部屋で提供する宿泊施設を組み込み。昼食、買い物券をセットした日帰りプランも企画し、沿線の経済活動再開を目指す。
具体的には、浅草と東武日光、鬼怒川温泉を結ぶ「特急スペーシア」で4席のボックス席を1つの単位として販売。旅行者同士が隣り合った席にならないよう配慮するほか、通路を挟んだボックス席単位でも隣同士にならないよう並びを1列ずつずらす。グループホテルの「日光金谷ホテル」では、開業以来初となる個室で食事提供。宿泊プランに加え、往復の特急と日光金谷ホテルでの昼食、栃木県日光市の二社一寺の憩いの場として2020年3月に開業した西参道茶屋での買い物券をセットした日帰りプランも発売する。