トリップ・ドットコム・グループ(Trip.com)は、2021年度第2四半期(2021年4月~6月)の営業実績を発表した。それによると、中国国内旅行市場の急速な回復があったことから、売上高は前年同期比86%増、前期比43%増の59億人民元(約1000億円)となった。
部門別では、宿泊施設が前年同期比96%増、前期比55%増の25億人民元(約425億円)。同社によると、ステイケーションが国内市場回復を牽引するとともに、地方都市のホテル予約がコロナ前の2019年同期比で80%増加した。
このほか、交通チケットが前年同期比80%増、前期比37%増の21億人民元(約357億円)。パッケージツアーが前年同期比182%増、前期比117%増の3億6700万人民元(約62億円)。法人旅行が前年同期比141%増、前期比55%増の3億9000万人民元(約66億円)。
損益面では、営業費用が前年同期の29億7500万人民元(約506億円)から43億4100万人民元(約738億円)に大幅に増加したことから、赤字額が前年同期の4億7200万人民元(約80億円)から6億5900万人民元(約112億円)に拡大した。
※人民元円換算は1人民元17円でトラベルボイス編集部が算出