NTTデータとオリックス自動車、JTBコミュニケーションデザインの3社は、NTTデータが開発したレンタカー旅行者向けコンシェルジュサービスの実証実験を行い、実用化の検討を開始した。
同サービスは車内の専用タブレット端末で、旅行案内人のマスコットキャラクターが観光スポットやルートなどを提案するもの。端末は複数設置し、同乗者全員が同じ画面を見て話し合うことで同行者の一体感を生み出し、新たな移動体験を提供するのが特徴だ。観光スポットはレンタカーの位置情報と利用者の属性を組み合わせて提案。端末上で作成したプランと連携し、ナビする機能も設けた。
実証実験の結果では、レンタカーのオプションで同サービスを利用したい人は94%に及ぶなど、参加者の9割以上がポジティブな意向を示した。今後はモビリティ事業者などと機能追加やビジネスモデルの検討をし、2022年度中の提供開始を目指す。