ハワイ州のデイビット・イゲ知事は2021年10月19日、州内の新型コロナウイルス新規感染者数や入院患者数が減少していることから、11月1日から旅行者の受け入れを認めると発表した。イゲ知事は、変異株による感染が拡大したことから、8月23日からハワイへ旅行自粛を求めていた。
これまでも国境は閉鎖されず、自主隔離免除措置も継続していたが、イゲ知事の要請によって、数千の旅行者がハワイ旅行をキャンセルしたと言われている。
10月これまでの7日間平均の新規感染者数は、1日900人から117人に急減。州全体の入院患者数も400人以上から約100人まで減少している。
海外からハワイへの入国にあたっては、現在ワクチン接種証明書あるいは出発72時間以内の検査による陰性証明書を提示すれば、10日間の自主隔離は免除されるが、11月8日からはワクチン接種証明書提示を義務化する米国政府の方針に従う見込みだ。