ウクライナ危機で欧州路線は迂回ルートで長時間フライトに、JALとANAも欠航や迂回を発表

日本/欧州路線でもロシア・ウクライナ情勢による影響が始めた。JALとANAはそれぞれ当面の対応を発表している。

JALは、2022年3月3日の羽田発/モスクワ行き(JL049)と翌日のモスクワ発/羽田行き(JL040)の欠航を決めたほか、当面の間、同路線の予約販売を停止する。欠航対象便の変更および払い戻しは無料で行う。

また、3月3日の羽田/パリ線(JL045/JL046)、羽田/ロンドン線(JL043/JL044)、羽田/ヘルシンキ線(JL047/JL048)、貨物便の成田/フランクフルト線(JL407/JL408)、3月4日の羽田/パリ線(JL045/JL046)、羽田/ロンドン線(JL041/JL042)、羽田/ヘルシンキ線(JL047/JL048)、貨物便の成田/フランクフルト線(JL407/JL408)を欠航。3月4日の羽田/ロンドン線(JL043/JL044)については、飛行ルート変更のため出発と到着の時間を変更した。

ANAも欧州便の欠航を発表。すでに明らかにされていた3月3日の羽田/フランクフルト線(NH203/NH204)に加えて、3月4日の羽田/ロンドン線(NH211/NH212)、羽田/パリ線(NH215/NH216)、羽田/フランクフルト(NH203/NH204およびNH223/NH224)、3月5日の羽田/フランクフルト(NH203/NH204)と羽田/ロンドン線(NH211/NH212)をそれぞれ欠航する。JALと同様に、欠航対象便の変更および払い戻しは無料で行う。

なお、3月4日以降の欧州便は通常とは異なる迂回ルートで運航する。これにより、通常より長時間のフライトとなるため、出発と到着時間の変更や遅延が発生する場合があるとしている。

フィンエアーは3月9日から復便、約13時間のフライトに

一方、フィンエアーは、ロシア領空の飛行禁止措置を受けて、3月6日までロシア領空を通過するフライトを一時的に欠航するが、3月9日からロシア領空を迂回するルートで成田/ヘルシンキ線を週4便(水・金・土・日)で運航を再開する。通常の最短ルートでの運航ではないために、約13時間のフライトになるとしている。

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